はじめに 第1章 北京は白い町 第2章 ホテルの部屋 第3章 ホテルのTV 第4章 ホテルからのインターネット 第5章 ホテルの施設 第6章 中国語で紹介 第7章 ホテルの朝食 第8章 カラオケ 第9章 中国語 第10章 スーパーマーケット |
はじめに
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第7章 ホテルの朝食
朝食はどこのホテルでもバイキングである。私が泊まったホテルは100元(\1500)であり、外の食堂で食べることを考えれば5倍くらい割高である。洋食、中華料理、日本料理などが置いてある。洋食は、パンや、ハム、コーヒーなどもあるので、私は,主にこれらを中心に食べていた。フルーツもいろいろある。不思議に思ったのはスイカである。いつ来てもある。夏でも冬でも。日本では夏にスイカを食べるのが普通である。日本でも冬にスイカも売っているがものすごく高いと思う。しかし中国のホテルに泊まっているとスイカに関しては季節感が感じられない。よほど中国人はスイカが好きなんだ、と思う。
レストランの一角では目玉焼きを焼いている。特別なものではない。新鮮さをアピールしているのかもしれない。中国では生卵を食べる習慣がは無いように思う。町を歩いていると卵を専門に扱っている店を何件も見かけるが、山積みされた卵を見ると、いつのものかわからない。生で食べるのは危険な感じがする。
ホテルの朝食で一番充実しているのが中華料理である。中華料理はいろいろなものがある。特におかゆが常食になっているようで、いろいろな種類のおかゆがある。他にマントウといわれる、小麦粉を練って蒸したものや何種類かスープがあった。独特のにおいがするので少し慣れるまで時間がかかる。慣れれば結構、おいしい。日本料理はカッパ巻きがあったり、サシミがあったりする。サシミは新鮮とは思えないのでさすがに食べなかったが。味噌汁やオシンコや焼き魚などは無い。中国に行くときははインスタントの味噌汁や、梅干持っていくことをお薦めする。普段、日本でも梅干はあまり食べないが長くいると梅干も食べたくなるものである。 |
第8章 カラオケ
仕事で付き合っているお客さんとホテルの地下にあるカラオケに行った。中国のカラオケは日本とは全然違ってフィリピンパブのようである。(普通のカラオケもあるらしいが)。10人くらい座れるソファがある部屋がいくつかあるようだ。入るとすぐに若い女性が、20人くらい団体で押し寄せてきた。ソファの前に並んだ。何事だと思ったら「指名をしろ」ということで、ちょっと小太りの女性を指名した。生まれは北のほうだとか。みんな若い。平均年齢は20才くらいだと思われる。
少しおぼえた片言の中国語で話しかけるのだが全く通じない。相手の答えは「チンプドン(わからない)」である。しょうがないのでカラオケでもと、日本の曲も演歌を中心にそろっている。だから中国のカラオケに行ってもそれなりに楽しめる。でも回りが全部、中国人の中で日本の歌を歌っても誰も関心を持たない。一人浮き上がってしまう。だから中国の歌のカラオケを練習しようと思い、最近、やっと2曲くらい覚えた。このようなカラオケはもともと外国人だとか、お金持ちが相手なのか、相当に高いし、チップも要求される。そう、何度も行けるものではない。いずれにしろ言葉がわからないのでは、全然、おもしろくない。今度行くときのためにも、中国語をしっかり、勉強しよう~と!!(動機が不純かも!!) |
第9章 中国語 2005年6月、いきなりの中国出張である。中国語を勉強している時間もなかったし、そう簡単に勉強できるものでもない。中国人同士の会話は全く理解できない。現在、5回ほど、延べ日数では40日程度中国に出張したが未だにさっぱりである。中国語の表記にピンインというのがある。ローマ字と記号による発音とイントネーションを表したものである。これを全部覚えれば発音の仕方はわかる。意味も漢字なのでほぼ理解できる。でも全く逆があったり意味が違うものがあるので注意する必要がある。たとえば、日本語の歩くは「走」だし、手紙と書くと「ティッシュペーパー」のこと、日本の手紙は中国語では「信」である。
中国語のピンインの種類は多くないので覚えるにはそんなに時間はかからないと思う。でもピンインが分かっても実行するのは容易ではない。日本語には無い発音がある。というより、発音の仕方が日本語と中国語では全くちがう。中国語の発音は、唇、舌の位置と形が重要である。日本語はそんなことは関係なく発音するので楽である。英語でrとlの発音の違い以上で中国語ではすべての言葉にこのことがある。これを確実に習得するには小さいころから覚えないと発音できないといくつかの本にも書いてあった。中国人の中でもきれいに発音できない人もいるとのことである。だから相当の努力を要する。現在、中国語教室に毎週、土曜日に通っている。中国語を覚えようとしているのは、中国でのビジネスのためではあるが、それよりももっと町を歩いている人と普通に会話ができて中国の人の気持ちを知ることができれば、どんなに楽しいだろう、と思うからである。 |
第10章 スーパーマーケット スーパーマーケットに行くようになったのは会社の事務所の中に寝室を作ったのでホテルに泊まる必要が無くなったためである。中国に行く場合、費用がかかるのが、ホテル代で、次に飛行機代である。ホテルに泊まる必要が無くなったので、おおいに節約することができるようになった。とりあえず日用雑貨を購入する必要もあり、頻繁にスーパーマーケットに行くことになった。 中国のスーパーマーケットは実にいろいろなものが売っている。種類は日本のスーパーマーケット以上である。食料品から電化製品まで。でも日本にあって中国には無いものがあった。樹脂製のマナイタである。木は清潔でない、と思って探したが無かった。また、キッチンの水きりが無かった。生ものを入れるのに必要だと思って探したが無かったので、とりあえず。小さめのザルを買った。中国ではゴミの分別収集という習慣はない。ゴミは生ゴミも空き缶もビンもすべて一緒である。リサイクルという文化は、まだ無い。今後、環境問題も含めて、実行していく必要があると思う。逆に日本では無く中国で売っていたものがあった。洗濯板である。なんと懐かしい!!。はるか昔、母がタライに水を入れて洗濯板の上でゴシゴシ洗濯していた記憶がかすかにあるが、何十年ぶりかに見た。 私の買い物風景は次のようなものである。以前、シャツを買おうと、うろうろしていたら、おばさんが近寄ってきて、「△○×◇・・・」。「何か喋っている。意味不明・・」。何を言おうとしているかはよくわかる。おそらく「こちらにも良いのがあるよ。」とか、「これが良いのでは」といろいろ親切に教えてくれている。でも「△○×◇・・・」。そこで「私は日本人です。中国語はわからない」。最初はこのことすら通じなかった。「日本人」はカタカナで中国語の読み方にすると「リーベンレン」と書いてある。このまま言っても通じない。「リ」ではない。「リ」と「イ」の中間の発音でありカタカナでは表記できない。スーパーマーケットで買い物する場合は、日中辞典を持っていくと楽である。この前は、パジャマを買おうと思ったがどこにあるのかわからない。種類は豊富なのであるが、1種類の数が少ないので、どこにあるのかわからないときがある。そのようなときに辞典を見せれば教えてくれる。 いくつか失敗した。ひとつは、リンゴが買えなかった。くだものが無造作にころがっているので、カゴの中にいくつか入れてレジに行った。レジの店員が何か言っている。「△○×◇・・???」、さっぱりわからない。誰か日本語をわかる人を探しに行ったようだが、なかなか戻ってこない。おかげでレジが渋滞してしまった。そこで「要らない」と言って清算を済ませた。要らないは「不要(ブーヨン)」である。次に行ったときは、こんどこそは、「リンゴを買うぞ」と思い、くだもの売り場を見ていたら、袋に入れて売り場のコーナで計って、値段を書いている。「分かった!!」 今度はさっそく袋に入れて計ってもらい、無事、買うことができた。同じように、今度は卵を買おうとした。リンゴのように計り売りしているのではと思い、回りを見たが、そのような場所はない。じゃ、と思い、またカゴに5個ほど入れてレジに持っていった。「△○×◇・・???」 またである。今回は量り売りするような場所もなかったし・・・・。また、「不要」である。次に行ったときは、値段がついていないので買えない、ということで、値段のついている卵を探した。あった!! でも少し色が変だけど、まあ、いいか、ということで無事、レジで清算を済ませた。でもこれは生卵ではなかった。「ピータン」であった。したがって未だに生卵を買えないでいる。今度、中国行ったときは、必ず買ってやろう、と思っている。 あとは、いつものことではあるけれど、いつもレジで止まる。何もなくてもである。いつも、話しかけられる。「△○×◇・・・」、「何か文句があるのか、」と日本語で言ってもわけがわからない。最近、少し分かった、「小銭がないか」と言っているようである。ポケットから小銭を手の平に出すと必要なお金を持って行ってくれる。 このようなトラブルは日常的だけど楽しい。ドキドキする場面も多いが分かるとうれしいものである。いつも「まあ、何とかなるさ」ということで、分からなくても、まずは実行してみる。 ちなみに日本のアルコール類はアサヒビールがスーパーマーケットで売っている。純生である。中国のビールもいくつもあるけど、すべて純生である。何か変。 もうひとつ、おもしろい話。スーパーマーケットは中国語で、「超市」、でも英語では「Ultra market」と書いてあったように思う。日本はSuperで、中国はUltraである。負けた!!? ![]() |