アイスプラント

家庭菜園で話題の野菜、アイスプラントを塩分濃度を変えて栽培しています。

特徴
アイスプラントは、葉や茎の両面にある液胞が水晶のようにキラキラして、独特の歯ざわりと、ほんのりとしょっぱい味のする葉菜です。サラダとしても、火を通してもおいしく召し上がれます。
収穫期 植え付けから60日から90日
わき芽を収穫していくと、数ヶ月間お楽しみいただけますが、酸味が強くなりだしたら、植え替え時期です。
育て方
排水性の良い土を好み、プランターでの栽培の適しています。土の表面が乾いたら水をあgてください。また、海水程度の塩水を与えると塩味の風味が良くなります。
                                  苗説明書より わたなべえんげい

栽培記録
2009年6月4日 苗4本購入
今後、活着次第、塩分濃度を変えて栽培します。
2009年6月16日
 根が活着したので、塩分濃度を変えた水を供給
 葉、塩味がするか、成長具合がどうなるか、観察を開始する。
2009年6月22日
 所定の塩分濃度の水を供給
 成長具合:3.5%の塩分濃度のものが一番、なぜか、1.0%は成長が止まった
 味:1.0%、2.0%は、ほのかに、塩あじがする。3.5%はたしかに塩あじがするが、そのまま、サラダとして食べるには、物足りない、ドレッシングが必要
2009年7月13日
 6月22日以降、水やりを続けていたが、塩分濃度 1.0%、2.0%は、枯れてしまった。
栽培の時期が終わりに近づいているのかも知れない。その中で、海水と同じ濃度の3.5%のものが一番、元気が良い結果となった。

これで実験を完了します。

   
6月16日 6月22日(6日) 7月13日(27日)
塩分 0% アイスプラント塩分 0.0% アイスプラント塩分 0.0% 6日目
味なし
アイスプラント塩分 0.0% 27日目
味なし
塩分 1.0% アイスプラント塩分 1.0% アイスプラント塩分 1.0% 6日目
わずかに塩っぱい
アイスプラント塩分 1.0% 27日目
枯れてしまった
塩分 2.0% アイスプラント塩分 2.0% アイスプラント塩分 2.0% 6日目
1.0%と同じ程度
アイスプラント塩分 2.0% 27日目
枯れてしまった
塩分 3.5%
海水濃度
アイスプラント塩分 3.5% アイスプラント塩分 3.5% 6日目
確かに塩っぱい。
ドレッシングは必要
アイスプラント塩分 3.5% 27日目
一番、元気

解説
 アイスプラント(学名:Mesembryanthemum crystallinum)はハマミズナ科メセンブリアンテマ属の植物。名前の由来は、表皮に塩を隔離するための細胞があるため葉の表面が凍ったように見えることから。ヨーロッパ、西アジア、アフリカ原産。
生態
 乾燥に耐えるとともに、耐塩性が高い塩生植物の一つであり、海水と同程度の塩化ナトリウム水溶液中でも水耕栽培が可能である。さらに、生活環が半年程度と比較的短く、栽培も容易なため、植物の耐塩性研究におけるモデル生物と考えられ、学術的な注目も集まっている。
 非常に特徴的なことに、乾燥や塩ストレスを与えないと一般的な光合成経路であるC3光合成を行い、乾燥/塩ストレスを与えるとCAM型光合成へ移行することができる。また、表皮には塩嚢細胞(ブラッダー細胞、英語:Bladder Cell)と呼ばれる体内に侵入した塩類を隔離するための細胞が発達する。大きさは2ミリ前後に達し、透明でキラキラと輝くため、種名のクリスタリナムの由来となっている。
利用
 フランスではフィコイド・グラシアル(ficoide glaciale)と呼ばれ、フランス料理の食材として注目を浴びている。国立ファームはソルトリーフという商標で販売し、佐賀県はバラフとクリスタルリーフという商標で、アグリ社はプッチーナという商標をもちいている。また、静岡県ではソルティーナの名で販売されている。塩味のする新野菜として、近年、全国各地で栽培されはじめた。
                       出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』





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