無償の苗作り

踏み込み温床(多くの苗を作りたい方向け)
米ぬか温床(少しだけ苗を作りたい方向け)

踏み込み温床(2011年)
 昨年は、米ぬか温床で、苗を栽培したが、面積が狭くて苗の量が多く作れないので、今年は、踏み込み温床をつくりました。とにかく、落ち葉の量が半端ではなく、丸3日かかりました。

準備するもの
・木で作った枠(今回作成したものは、0.9m(縦)×3.6m(横)×0.7m(高さ)
 昔の農家は、わらと竹で作りました。畳の廃材でも良いです。
・米ぬか(30kgの米袋に3袋)
・落ち葉 木の枠で作った体積の10倍以上、約22㎥
・鶏ふん(来年の苗用に培養土として使用します)
・水 約、300リットル
・その他
 切わらなど、たぶん、納豆菌により発酵を促すため
 油カス
 納豆(水に溶いて、納豆菌を散布して発酵を促す)

作り方
1.残材の木の板で縦、横のパネルを作る。横は、3.6mと扱いずらいので、1.8mを4枚作る。
 縦パネル 2枚 0.9m×0.7m、横 1.8m×0.7m 4枚(横3.6mは2分割)
2.地面をパネルが入るように、30cm程度の溝を掘る。
3.溝にパネルを入れ、土で固定する。
4.枠内の中の土を、30cm程度掘る。
5.落葉を入れ、足で踏み込む。
6.米ぬか、鶏糞を入れた後、水をたっぷり入れさらに踏み込む。
7.5~6を、枠が一杯になるまで繰り返す。
8.防寒のため、トンネル用支柱などを利用し、トンネル用ビニールをかける。
9.一週間程度、発酵するので、温度が上がってきたら、苗床を置く。


落葉と米ぬかと鶏糞、
水を入れて踏み込む
完成
とにかくしっかり踏み込む とにかくしっかり踏み込む


米ぬか温床(2010年)
 いつもナス、ピーマンを2月頃に種を蒔くのだが、4月頃になってやっと芽が出てくる。原因は温度が低いことである。一時期、夕方、石油ストーブを付けて、朝、消しにいく作業を毎日、繰り返したが、それでも温度不足で、なかなか、芽がでなかった。
 電気式の温床も販売されているが、高価なうえに電気代も相当かかりそうなので、無償で温床が作れないかと、いろいろ考えた結果、肥料を作るときの発酵熱が利用できないかと考えた。

準備するもの
・洋服などを整理するカラーボックス(発泡スチロールでもOK)
・米ぬか(30kgの米袋に1袋)米屋に行けばば譲ってもらえる。
・納豆 1人分
・バケツ
・鶏ふんや油カス(使い終わったとじに肥料にするため)
・水
・ペットボトル(発酵がおそいときに湯をいれたものを埋める)

作り方
1.カラーボックスに米ぬかを入れる。
2.バケツに水を入れ、そこに納豆を入れて、納豆がバラバラになるまでかき混ぜる。
3.カラーボックスに、2.を入れながら、よく、かき混ぜる。
4.肥料として使うなら、鶏ふんなども入れる。
 そのままでも肥料として使えるので、使い終わったあと、捨てないように!!
5.3日くらいで、発酵を始める。発酵が始まったら、また、かき混ぜて、発酵が全体に広がるようにする。
6.発酵が遅いときは、ペットボトルに50度程度の湯を入れて中に埋める。

温床の準備
納豆1パック 米ぬか、適当 納豆を水に入れて ヌカに入れて混ぜる 混ぜた具合
納豆1パック 米ぬか、米30kg袋一杯、ある分でOK 納豆を水に混ぜて 納豆入り水を入れてかき混ぜる こんな具合!!

米ぬか温床 2月4日     2月11日発酵中(温かい) キュウリ発芽
米ぬか温床 米ぬか温床 米ぬか温床 キュウリ発芽

こだわりの家庭菜園 野菜TOP  こだわりの家庭菜園 TOP