ウコンはショウガ科ウコン属に分類される多年草。その根茎には優れた薬効があり、昔から珍重されてきた。特に沖縄では琉球王朝の時代から大切な生薬として用いられた「ウッチン」の名で親しまれている。葉の形状は、カンナに似ていて、草丈は1〜1.5メートルに。近年、根茎に肝臓障害、胃腸障害、糖尿病、高血圧などに有効な成分が多く含まれていることが解明され注目されている。ウコンには春ウコン、秋ウコン、紫ウコン(ガジュツ)がある、春ウコンは薬効成分に優れ、秋ウコンはクルクミンが豊富でカレーやたくあんの着色料として使われる。ガジュツは薬効が高くやや苦味が強い。(季刊やさい畑、2004年冬号) |
2007年 ホームセンターに行ったら、春ウコン、秋ウコン、紫ウコン(ガジュツ)の種が売っていました。今までは隣の農家でもらったものを作っていましたが、キチンと栽培します。 種の写真には花が咲いているのですが、私が今まで作ってきたものは花が咲いたことがないです。だから今まで春ウコンとして紹介してきましたが、もしかして違うかもしれません。(じゃ、何だ?) 今年は、芽だしをしない分、早く植えつけました。 7月 1日 やっと芽が出てちょっとだけ大きくなってきました。すごく芽がでるのが遅い。 ある程度、地温が上がらないと芽がでないようです。 まだ、どのウコンも同じで違いがありません。 8月30日 葉もずいぶんと大きくなってきた。花はいつ咲くのか? 10月31日 秋に入り、全体が黄色くなってきました。花が咲いたのは秋ウコンだけでした。 2月24日 忙しくて、収穫がえらく遅れてしまった。 春ウコンは黄色、秋ウコンはオレンジ、紫ウコンは淡い紫です。 |
春ウコン | 3月21日植付け | 7月1日(102日) | 8月30日(162日) |
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10月31日(224日) | 2月24日(340日) | ||
秋ウコン | 3月21日植付け | 7月1日(102日) | 8月30日(162日) |
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10月31日(224日) | 2月24日(340日) | ||
紫ウコン | 3月21日植付け | 7月1日(102日) | 8月30日(162日) |
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10月31日(224日) | 2月24日(340日) | ||
2004年5月 隣の農家から分けてもらった種を植えました。 畝はば:120cm 株間:80cm 深さ:15cm 元肥:牛糞、鶏糞、過燐酸石灰 5月 3日 芽出しをして植え付けました。 7月24日 雑草の中から復活です。雑草に負けていくつか消えてしまいました。 11月6日 葉が黄色になってきた。もう少しで収穫時期 12月4日 霜で葉が枯れ始めた。そろそろ収穫時期。12月12日に収穫予定 12月23日 ウコンの収穫がおわりました。 来年の種用に、地面を50cm程度の穴を掘り埋めました. 収穫したものはおろしがねで摺って小匙1杯分くらいを、焼酎にいれて飲んで います。翌日は快調!! |
2004.04.03 芽だし開始 |
5月3日(0日) 植付け |
6月26日(54日) 全部、発芽 |
7月24日(112日) |
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9月18日(138日) | 11月6日(187日) | 12月4日(215日) | 12月23日(234日) 収穫 |
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ウコンは、そのまま、外気でおいて置くとしょうがと同じように干からびてきます。 次のようにすると長期保存が可能です。
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ウコン酒 梅酒用の2リットル程度のガラス瓶に、生ウコンのスライス(250g),ホワイトリカー0.9リットル、氷砂糖150gを入れて冷暗所に保存します。3ケ月程度で飲めるようになります。 食前酒に水割りやロックで飲むと、健康に良いです。 写真は、1月23日に漬け込んだ直後 |
写 真 | 説 明 |
![]() 春ウコン (株)花の大和 |
カレーでおなじみのターメリックは同じ仲間の秋ウコンの根茎より採れ、紀元前1世紀ころから栽培されています。 学名:Curcuma、科目:ショウガ科、草丈:90〜140cm 効果 肝機能の向上 ウコンの黄色の色素成分であるクルクミンは胆汁の分泌を盛んにする作用があり、肝臓の機能の向上に効果があるといわれています。 健胃作用 胃に刺激を与え、胃液の分泌を促進させる働きがあるといわれています。 殺菌。防腐 ウコンに含まれるターメロン、シネオール、カンファー等の精油成分には殺菌、防腐作用があり、寄生虫の活動を抑制する働きがあると言われています。 栽培方法 日当たりの良い所に植えつけます。土壌は選びませんが、多少湿った土が良いので、乾燥する場合は水やりを多めにしてください。秋に葉が黄色くなったころが収穫時期です。 畑の場合 深さ 10cm 間隔 30cm 植木鉢 8〜9号鉢に1〜2球 深さ 5cm 植え付け時期 3月下旬 〜 5月中旬 開花時期 7月中旬 〜 8月中旬 収穫時期 10月初旬 〜11月下旬 利用方法 ●生の根茎を1日10g(大人の親指くらい)を目安におろし金ですり、繊維と一緒に朝・昼・晩の3回(もしくは朝・晩の2回)に分けて水で飲みます。 ●根茎を薄くスライスして乾燥させ、1日10g程度を200〜400ccでビール色になるまで煎じます。それを1日2〜3回に分けて飲みます。 (種の説明書) |
![]() 秋ウコン (株)花の大和 |
英語名をターメリックといい、カレーのスパイスやたくあんなどの色づけに用いられています。 学名:Curcuma longa L、科目:ショウガ科、草丈:150〜180cm 効果 主成分であるクルクミンが肝臓機能の向上、二日酔い予防に効果があると言われています。夏から秋にかけて、美しい白い花も楽しむことができます。 栽培方法 日当たりの良い所に植えつけてください。用土は特に選びません。畑では乾燥を防ぐために敷きわら・腐葉土等でマルチングすると良いでしょう。気温が暖かくなったころに根茎を横に伏せ、用土をかぶせます。生育にあわせて有機肥料を施し、秋はが黄色くなり、地上部が枯れてから掘りとります。 畑の場合 深さ 10cm 間隔 30cm 植木鉢 8〜9号鉢に1〜2球 深さ 5cm 植え付け時期 4月上旬 〜 6月下旬 開花時期 7月上旬 〜10月下旬 収穫時期 10月初旬 〜12月中旬 利用方法 ●生の根茎を1日10g(大人の親指くらい)を目安におろし金ですり、繊維と一緒に朝・昼・晩の3回(もしくは朝・晩の2回)に分けて水で飲みます。 ●根茎を薄くスライスして乾燥させ、1日10g程度を200〜400ccでビール色になるまで煎じます。それを1日2〜3回に分けて飲みます。 (種の説明書) |
![]() 紫ウコン (株)花の大和 |
原産地インドでは古くから薬用に使われており、和名を「ガジュツ」と言います。日本には享保年間(1716〜1735)に渡来し、沖縄では琉球王朝のころ、貴重な薬草として扱われました。 学名:Curcuma zedoavia、科目:ショウガ科、草丈:100〜180cm 効果 健胃・消化不良・血液の浄化・胆汁分泌促進等の効果があるといわれ、今話題の健康植物です。春ウコンとの違いは、根茎の切り口が春ウコンの黄色に対して、淡青色です。夏に咲くクルクマに似た紫桃色の花も美しく切り花としても楽しめます。 栽培方法 日当たりの良い所に植えつけてください。用土は特に選びません。畑では乾燥を防ぐために敷きわら・腐葉土等でマルチングすると良いでしょう。気温が暖かくなったころに根茎を横に伏せ、用土をかぶせます。生育にあわせて有機肥料を施し、秋はが黄色くなり、地上部が枯れてから掘りとります。 畑の場合 深さ 10cm 間隔 30cm 植木鉢 8〜9号鉢に1〜2球 深さ 5cm 植え付け時期 4月上旬 〜 6月下旬 開花時期 7月上旬 〜10月下旬 収穫時期 10月初旬 〜12月中旬 利用方法 ●生の根茎を1日10g(大人の親指くらい)を目安におろし金ですり、繊維と一緒に朝・昼・晩の3回(もしくは朝・晩の2回)に分けて水で飲みます。 ●根茎を薄くスライスして乾燥させ、1日10g程度を200〜400ccでビール色になるまで煎じます。それを1日2〜3回に分けて飲みます。 (種の説明書) |